SaaSベンチャーで働くエンタープライズ部長のブログ

SaaSベンチャーでエンジニア→プロダクトマネージャー→エンタープライズ部長として働いています。

グローバルSaaSのCMOから教わったプロダクトへの向き合いの重要性

昨年、グローバルSaaSのCMOの話を聞く機会がありました。時価総額は3兆円を超えるSaaS企業です。この時、マーケティングの前提としてプロダクトへの向き合いを重視していたことが非常に興味深く感じました。当時の議事メモから有用と思った内容をこのブログ…

SMB向けから始まったSaaSで数千人規模での価値提供をした舞台裏

LayerXの現在の仕事では、エンタープライズ部として従業員1000人以上の企業様に対してSaaS+法人カード「バクラク」の提供を進めています。 直近、手がけてきた案件で、数千人規模での導入プレスリリースを進めてきました。 総合設備企業の株式会社トーエネ…

B2BやSaaS営業で忘れられがちな共感の視点

ソフトウェア・サービス(SaaS)や企業間(B2B)営業は、直接消費者に営業する場合とは異なり、意思決定に関与する人が増え、取引の過程がより長く複雑になりがちです。しかし、B2BやSaaSの営業とB2Cの営業には共通点があります。それは、常に人とのつながり…

LayerXでエンジニアとして入社してからビジネス側の部門執行役員になるまでに行ったこと

LayerX バクラク事業部 エンタープライズ担当の執行役員になりました。LayerX社には2020年6月に入社したので、4年弱ほど勤務していました。内部からの役員登用は久しぶりでしたが今回3名同時に内部登用が行われました。 LayerX、バクラク事業における役員人…

無用な論点を作らない

YOUTRUST社長の岩崎さんが無用な論点の話を上げていました。とても良かったので引用して記事を書かせていただきます。 「無用な論点を作らない」というのを日頃意識しています。 コンサルの方はクライアント先に行く際、タクシーはオフィスの少し手前につけ…

事業開発におけるBSとPLの考え方

事業開発は、企業が長期的な成功を収めるために必要です。事業開発においては、PL(損益計算書)型とBS(貸借対照表)型の二つの異なる考え方があると考えています。PL型は売上や利益の追求に焦点を当て、BS型は将来のPLを見越して資産を積み上げることに重…

不確実性を乗り切るための意思決定と情報理論-事業開発の観点から-

プロダクトマネージャーからエンタープライズ部長へとキャリアチェンジしましたが、その時に「意思決定してきた経験が役に立った」と書きました。 意思決定について、考えた時、情報理論や統計学、そして流行りの機械学習の考え方が役に立っています。今日は…