6月1日よりフリーランスになりました。ブログでもご挨拶をさせていただきたく。
これまで何をしてきたか
僕自身を少し自己紹介させてもらうと、アプリサイドでエンジニアを5年くらいやった後、機械学習などに寄り道していたところ、2017年5月頃からブロックチェーンに関わるようになりこの1年はどっぷりと仕事してきました。多数の暗号通貨のプロトコルのリサーチ、ブロックチェーンデータの分析基盤を構築してきました。色々な暗号通貨のノードを立てたりして手触りを得てきました。
エンジニアチームの立ち上げから行ったので、人材調達、スケジュール計画やマネジメントといったPM業務から、契約書の締結や郵送処理など事務作業まで何でもやりながらプログラミングをしていました。暗号通貨はどんどん情報がアップデートされるため、チーム外への社内勉強会なども企画して常時20~30人程度集まるように育てたりもしました。
一方で、前職はIT特化の会社でもなかったので、暗号通貨の会計などに関わるビジネスサイドから呼ばれて、技術面でアドバイザリー等もやってきました。会計基準なども整っていない世界でしたし、暗号通貨の会計は通貨仕様なども理解しないと評価できないので、限られた時間でそこそこ調査する能力などは身についた気がします。また、暗号通貨というとマネーロンダリングリスクなども論点に上がりがちですが、通貨技術の正しい理解のサポートなどもしてきました。
とまあ自由にやらせていただいたのですが、
- ブロックチェーン関連の相談を受けることも増えて、自社に限らず色々なチームに顔を出したり、サービス開発などをして業界発展に結びつけられないかと考えたこと
- 暗号通貨によって分散型コミュニティの力も強くなり、雇用や仕事の形態が変わっていくダイナミズムを自分の肌で感じたくなったこと
- 家の事情が少し(ここでは詳しくは語りません)
などもタイミング的に重なり、フリーランスになります。上司は早めに好きなことをやった方がいいと送り出してくれました。
これから何をしていくのか
ブロックチェーン領域の業務をメインに開発やアドバイザリーの業務受託をしつつ、セキュリティ関連でサービス開発をしていこうと思っています。また、フルタイムで働く頻度を少し減らしたので、勉強にも時間を割いていきたいと思います。特にEthereum関連技術は発展著しいので、最低限は追っていかなければなあ、と思っています。また最近CS系の大学院で暗号理論等も勉強させてもらっています。
コミュニティ活動ではDashのWhitePaper翻訳や、「お金2.0」佐藤さんの仮想地球EXA等に少し関わらせてもらっています。Dashは匿名系ということで、規制やアンチマネーロンダリングの論点が必ずでてくるのですが、日本語情報が少ないので規制するにせよしないにせよまず議論できる土台を作る事が重要と思い翻訳に携わっています。単純にDashの投票で資金の使い道を決めるDAOとしてのコミュニティなどは面白いと感じています。
OmiseGOさん主催のコワーキングスペースNeutrinoにオープン当日(6月18日)から入居する事になりました。面白い方がたくさん入居されるということなので、楽しみです。
それから丸の内でも時々働きます笑。まだ拠点がどこになるかわからないので、落ち着くまでブログタイトルはこのまま置いておこうかと思います。
しばらく正社員になる気はないのと(時々ブログ経由で連絡をくれる転職エージェントの皆さますみません)、直近はなかなか忙しいのですが、何か面白い話があればお気軽にメールでご連絡ください。
今後とも何卒よろしくお願いします。