SaaSベンチャーで働くエンタープライズ部長のブログ

SaaSベンチャーでエンジニア→プロダクトマネージャー→エンタープライズ部長として働いています。

LayerXでエンジニアとして入社してからビジネス側の部門執行役員になるまでに行ったこと

LayerX バクラク事業部 エンタープライズ担当の執行役員になりました。LayerX社には2020年6月に入社したので、4年弱ほど勤務していました。内部からの役員登用は久しぶりでしたが今回3名同時に内部登用が行われました。 LayerX、バクラク事業における役員人…

無用な論点を作らない

YOUTRUST社長の岩崎さんが無用な論点の話を上げていました。とても良かったので引用して記事を書かせていただきます。 「無用な論点を作らない」というのを日頃意識しています。 コンサルの方はクライアント先に行く際、タクシーはオフィスの少し手前につけ…

事業開発におけるBSとPLの考え方

事業開発は、企業が長期的な成功を収めるために必要です。事業開発においては、PL(損益計算書)型とBS(貸借対照表)型の二つの異なる考え方があると考えています。PL型は売上や利益の追求に焦点を当て、BS型は将来のPLを見越して資産を積み上げることに重…

不確実性を乗り切るための意思決定と情報理論-事業開発の観点から-

プロダクトマネージャーからエンタープライズ部長へとキャリアチェンジしましたが、その時に「意思決定してきた経験が役に立った」と書きました。 意思決定について、考えた時、情報理論や統計学、そして流行りの機械学習の考え方が役に立っています。今日は…

SaaSのエンタープライズ組織を立ち上げた時の組織構成

9月にプロダクトマネージャーをやめ、エンタープライズ部の部長になってから3ヶ月が経ちました。エンタープライズ部は従業員1000人以上の企業向けにサービス提供する部として発足しました。戦略、業務、組織を整備してきましたが、本日は組織について記して…

プロダクトマネージャーをやめる

9月から異動でバクラクのプロダクトマネージャーの職種をおりることとなりました。異動先は大企業向けビジネスを推進するエンタープライズ部を立ち上げてそこの部長になります。エンタープライズ向けの機能開発マネジメントはしていたものの、ビジネス全般の…

1年以上インボイス制度対応をして、業務とシステムを踏まえて法整備がされるべきだと思った

受取請求書処理SaaSのプロダクトマネージャーとして、この1年以上プロダクトのインボイス制度対応を行ってきました。 請求書の受け取り、仕訳処理、支払処理などを行うB2BSaaSだったのですが、インボイス制度自体が非常に複雑で対応方法に非常に頭を悩まされ…